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Windows開発環境セットアップ

警告

このドキュメントは開発環境専用であり、デプロイメントや使用には推奨されません。

前提条件

開発環境の要件:

  • 機能するPostgreSQLデータベース
  • Python環境がインストール済み(Python 3.10を推奨)
  • poetryをインストール(Python依存関係管理ツール)
  • nb-cliをインストール(NoneBotスキャフォールディングツール)
  • Docker Desktopをインストール
  • すべてのコマンドライン操作はPowerShellで実行することを推奨
bash
pip install poetry
pip install nb-cli

ソースコードデプロイメント

1. リポジトリのクローン

bash
git clone https://github.com/KroMiose/nekro-agent.git

2. 依存関係のインストール

bash
cd nekro-agent
pip install poetry  # 最初にPython環境をインストールする必要があります:Python 3.10を推奨
poetry config virtualenvs.in-project true  # プロジェクトディレクトリに仮想環境をインストール(オプション)
poetry install

3. PostgreSQLデータベースのインストール

  1. PostgreSQL公式サイトにアクセス
  2. 最新の15.xバージョンのインストーラーをダウンロード
  3. インストール中:
    • 管理者パスワードを設定(必ず記憶してください)
    • デフォルトポート5432を維持
    • "Stack Builder"のチェックを外す

4. データベースの初期化

  1. SQL Shell (psql)またはpgAdminを開く
  2. 以下のSQLコマンドを実行:
sql
-- データベースを作成
CREATE DATABASE nekro_db;

5. 設定ファイルの生成

Botを一度実行してプラグインをロードし、その後閉じて設定ファイルを生成します:

bash
nb run

6. 必要情報の設定

設定ファイル ./data/configs/nekro-agent.yaml を編集して、データベース接続やその他の情報を設定します。

yaml
# Botと管理情報
SUPER_USERS: # 管理者ユーザーQQ番号のリスト
  - "12345678"
BOT_QQ: "12345678" # Bot QQ番号(**必須**)
ADMIN_CHAT_KEY: group_12345678 # 管理者セッションチャネル識別子

# PostgreSQLデータベース設定
POSTGRES_HOST: localhost
POSTGRES_PORT: 5432
POSTGRES_USER: postgres
POSTGRES_PASSWORD: your_password
POSTGRES_DATABASE: nekro_db

完全な設定

完全な設定手順については、config.pyを参照してください

7. Docker Desktopのインストール

  1. Docker公式サイトにアクセス
  2. Windows版をダウンロードしてインストール
  3. 起動後、右下のクジラアイコンが成功を示します
  4. (オプション)設定でWSL2バックエンドを有効にしてパフォーマンスを向上

8. サンドボックスイメージのプル

サンドボックス環境用のDockerイメージをプルします:

powershell
# イメージをプル
docker pull kromiose/nekro-agent-sandbox:latest

# イメージを確認
docker images | findstr "nekro-agent-sandbox"

9. WebUIパスワードの設定

注意

nekro_agentのwebuiパスワードはデータベースではなく環境変数に保存されるため、環境変数でパスワードを設定する必要があります

  1. エクスプローラーを開き、「このPC」を見つけて右クリックし「プロパティ」を選択
  2. 「詳細システム設定」を見つけてクリックし、「環境変数」を選択
  3. 環境変数に以下を追加:
    • 名前: NEKRO_ADMIN_PASSWORD
    • 値: 設定したいパスワード
  4. 「OK」をクリックして設定を保存して終了

10. Botの実行

bash
nb run
# 開発デバッグモードでリロード監視を有効にし、動的拡張ディレクトリを除外
nb run --reload --reload-excludes ext_workdir

またはコマンドラインから起動:

bash
poetry run bot

11. OneBot設定

任意のOneBotプロトコルクライアントを使用してBotにログインし、リバースWebSocket接続方法を使用して、接続アドレスを設定:

ws://127.0.0.1:8021/onebot/v11/ws

TIP

ここのポートは.env.prodで設定でき、デフォルトは8021です

12. デバッグモード

プロジェクトには.vscode/launch.jsonファイルが含まれており、VSCodeを使用して直接デバッグできます:

  1. プロジェクトルートディレクトリを開く
  2. F5を押してデバッグを開始
  3. ターミナル出力が正常か観察

フロントエンド開発(オプション)

フロントエンドページを開発する必要がある場合は、以下の手順に従ってください:

1. Node.jsのインストール

  1. Node.js公式サイトにアクセス
  2. 20.x LTSバージョン(.msi形式)をダウンロード
  3. インストール時にAdd to PATHオプションをチェック

2. pnpmの設定

powershell
# pnpmをグローバルにインストール
npm install -g pnpm

# 加速のためミラーを設定
pnpm config set registry https://registry.npmmirror.com

3. フロントエンド依存関係のインストール

powershell
cd frontend

# 依存関係をインストール
pnpm install --frozen-lockfile

4. フロントエンドの起動

bash
cd ./frontend
pnpm dev

以下のログが表示されたら、ブラウザでアクセスできます:

VITE vx.x.x  ready in xxx ms

➜  Local:   http://localhost:xxxx/ <- これがポート番号です
➜  Network: use --host to expose
➜  press h + enter to show help